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Channel: KGセミナー塾長の日記
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高校野球を見ながら思うこと

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 今朝、少しだけ高校野球を見てきました。大阪桐蔭対遠軽高校。史上初の大会3連覇を目指す一番の強豪校に、北海道から、21世紀枠で選らばれた公立高校が、どこまで食い下がれるか、それを見てみたかったのです。1回の表裏だけ見ましたが、遠軽高校の2番手投手が、インサイドを勇気を持って攻めていました。打線も、センターを中心に積極的にバットを振っています。はつらつとしたプレーに心を奪われました。

 

 高校野球にも新しい1年生が入ってきます。僕たちのころは、合格発表のその日に練習に参加するのが、当然でした。しかし今は、解禁日と言うのがあって、その日以降でなければ、練習に参加できないことになっています。そう言えば、僕たちのころは、入学式を迎えるまでに、3人が野球部を去って行ったような気がします。

 

 だんだん社会も変わり、考え方も変わってきました。解禁日に入部予定者が来るとは限らなくなっているのではないでしょうか?。しかしだからと言って、やる気がない!とか決めつけることはできません。せっかく受験勉強をクリアーして合格しました。また野球の生活が始まります。せめて入学するまではゆっくりしたいと、子供も親も思っている家庭も当然あると思います。入部して、しっかり練習に打ち込んでくれればそれでいいです。

 

 有望新人が入部したとか、早い球を投げる選手が入ったとか、最初は言いますが、まったく関係ないですね。一生懸命に練習する生徒、その生徒を何とかしてやりたい指導者、その結果だ実ったときにチームは強くなると思います。

 

 これは、予備校の場合でも一緒です。予備校はある意味、私立の野球の強豪高のようなものです。優秀な選手 ( 進学校で、高得点を取れる生徒 )を特待生制度( 授業料減額制度 )でできるだけ集めます。そうして、特待生を中心にして実績をかき集めるわけです。

 

 僕のところは、特待生制度を利用しない公立高校野球部の様なものです。いろんな学校の生徒がいます。もちろん授業料は、まったく変わりません。と言うことは、かなり出きる生徒は、初めから来ないわけです。ですから、予備校生の進学実績は、難関大学への合格者はほとんどありません。予備校部からは今年9名が和歌山大学に進みます。

 

 しかし、結果ではないのです。和歌山大学に進んだ彼らが、どれだけ頑張ってこの1年間を過ごしてきたか。そし合格通知を手にしたときに、どれだけ嬉しかったか。その達成感を手にした人が、学校に行って、また後輩に、浪人してよかったと語ってくれたのでしょう。

 

 新聞などには、広告を他の予備校と比べて、ほとんどいれていないのに、お蔭さまで、今年は去年よりさらに1週間早く、定員に達しました。何人もの方に対して、お断りをしなければならなかったのは、本当につらかったです。出きることは、来てくれた生徒一人ひとりに、先入観を持たずに、まっさらな気持ちで接していく事です。そのためには、当然、まずは誰であっても同じ金額を設定する。これから始めないと、スタートから差をつけられてしまっていることになります。4月8日から、授業が始まるのがすごく楽しみです。


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