いいお天気になりました。高校野球の準々決勝は、4試合のうち、2試合が、月曜日に順延になりました。南部高校が延長で、伊都高校に勝ち、近大新宮高校が、秋の近畿大会に出た高野山高校に2対0で勝って、共に夏のシード権を獲得しました。
月曜日は、智辯和歌山と市立和歌山。日高中津と箕島がベスト4をかけて戦います。近大新宮は、ここ2年で、本当に力をつけてきました。以前は、強い時は、強いのですが、あっけなく負ける、私立の野球学校によくあるパターンでしたが、最近は、少し粘れるようになってきました。指導者の意図を受けとめて、しっかりとした練習ができるようになったのでしょう。
選抜を逃した智辯和歌山。悔しい思いを胸に、厳しい冬の練習をしてきたと思います。県外との強豪校との練習試合には、圧倒的な勝利を収めています。箕島高校との練習試合は、19対0とこれでもか!という試合で圧倒しています。智弁和歌山に野球部できた時、箕島の尾藤さんが、快くと練習試合を引き受けてくれました。大会でも、いつも箕島と当たって、敗れていました。箕島と戦うことから始まった智辯和歌山。尾藤監督の息子さんが監督になって、そのチームに、全力で、手を一切抜くことなく戦う、智辯和歌山。高嶋監督さんの気持ちが表れている練習試合だと思います。
桐蔭・向陽・星林・那賀・和北と、塾にきてくれている野球部員達の学校は、春の大会では、結果が出せませんでした。ただ、ここから夏までの2カ月で、大きく戦力が変わってきます。今の中間テストが終わってからが、勝負になってきます。粘れるチームになること。チームが一丸になれること。そのためには、試合に出ていない選手、スタンドで応援する選手が心を一つになれるような、そんなチームでないと、公立高校の場合は、勝ち進めないと思います。チームの気持ちを「1つにどうまとめていくか、それが指導者であり、監督の資質として大切な要素となってきます。
桐蔭の監督だった、河野さんがなくなりました。河野さんは、指導者に一番大切なのは、「情熱」と語っていました。その選手を何とかしてやりたいという気持ち。試合にレギュラーとして出る選手だけでなく、どんな選手にも目標を持たせて、本気になって指導すること。だからこそ、一体感がチームに生まれてくるのです。スタンドで応援している選手の顔を見れば、そのチームが、1つになっているかどうかがわかります。夏の大会が、楽しみになってきました。