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地方大会の結果から③

北から見ていくと、金足農が、延長戦で敗れ、東海大山形も1点差で、2回戦で敗れました。かつて甲子園で優勝した桜美林も、2回戦で、中央大学杉並に4対1で敗れました。

 

 京都では、北嵯峨と塔南の公立の強豪校が対決し、北嵯峨が2回戦に進出しています。大阪では、浪速高校が、1回戦で大商大に、また、公立の強豪校である、汎愛が、敗れています。小倉高校は、ライバル東筑に敗れ、福岡大学大濠も西日本短大に敗れました。小倉高校OBの悔しさが伝わってくるような気がします。

 

 和歌山では、昨年の代表のシード校箕島と、選抜に出場した海南が初戦で当たりました。試合は延長戦に。結局箕島が、海南を退けました。春の選抜では、骨折のために、マウンドに立てなかった海南の岡本君。まだ、本調子とはいかなかったかもしれませんが、とにかく投げられて良かったです。1回には、場外にスリーランホームランを打ちました。その場外に飛んだ打球を、民家に取りに行った球場の係員をしていたのが、向陽野球部の1年生で、昨日塾に来て頑張っていました。

 

 市立和歌山対和歌山高専。市立和歌山は、公立高校では、ここ数年安定した力を誇っている強豪校です。和歌山高専は、かつては、「弱い」学校の代表でした。部員数も少なく、指導者もいませんでした。進学校は、眼鏡をかけたひ弱な選手達というイメージがありましたが、今では、運動能力のある選手が、進学校に集まってくる時代です。部員の数も増えています。また、練習方法や、いろんな情報がすぐに入ってくる時代です。それを先輩である5年生の監督と話し合いながら、自分たちで考えて野球をする姿勢がついています。和高専、確かに強くなりました。延長戦で敗れましたが、その強さをしっかりと示した1戦だったと言えます。

 

 やはり、昔と違って、監督に言われるがままに練習をするだけではなくて、考えながら、自分たちで工夫をしながら、積極的に練習に取り組まなければなりません。それが、今の高校野球のトレンドのような気がします。和歌山大会を見ていると、かつての強豪校と、それ以外の学校の差が、だんだんなくなってきているような気がしました。いいことですね。


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