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Channel: KGセミナー塾長の日記
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地方大会の結果から④

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 宮城県大会で3連覇を目指していた、仙台育英高校が、東北学院に4回戦で敗れました。8強入りを逃したのは、12年ぶりです。宮城は、仙台育英と東北の2校が、ほぼ甲子園を独占していました。少し県内の勢力図が変わってくるかもしれません。

 

 埼玉大会では、昨年の選抜優勝校の浦和学院が、公立の県立川口高校に3回戦で4対1で敗れました。エースが残っていたのですが、この日は、制球が定まらなかったようです。長野では、地球環境と長野日大が2回戦で当たり、6対5で地球環境が勝ちあがりました。激しいせめぎ合いだったようです。

 

 京都では、強豪の京都成章高校が、公立の乙訓高校に競り負けてしまいました。また、古豪東山高校を、洛星高校が苦しめました。11対2とコールド負け寸前から、驚異の粘りを発揮して、最後は、11対12。1点届きませんでしたが、文武両道を目指すその心意気を見せてくれた試合でした。

 

 和歌山大会は、均衡した試合が続いています。シード校の高野山は、和工の高投手の前に、苦しめられました。9回にやっと1点を取って追いつき、延長14回で、サヨナラ勝ち。高野山は、いつもは、淡白なところがありますが、今年は、まとまっている感じがします。

 

 春の準優勝校の田辺高校と対戦した、和歌山北高校。立派な試合でした。特に、和北の東本投手。スピードはありませんが、コーナーを突く投球。何より、落ち着いて投げているのがいいです。これぞ投手というマウンドさばきでした。由良中学出身。そこから、和歌山市の一番端にある、北高まで通学すること自体大変なことです。その頑張りが、この日の投球につながったのだと思います。

 

 9回、1死2塁の場面で打席に立った、和北の3番のキャプテン。打ちたかったでしょうね。夏の大会が始まるまでは、打率4割9分と、チームを1人で引っ張ってきました。祈るようにテレビの画面を見つめていましたが、打球は、抜けていきませんでした。この悔しさを忘れずに、これからの人生を歩んでいってもらいたいと思います。


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