昨日は、母校桐蔭高校野球部が、シード校の智辯和歌山と対戦しました。おそらく、初戦で智辯と対戦するのは、初めてです。
この大切な日に、見に行けませんでした。大学の同窓会の他支部の総会に出席してきました。吹田に行ってきました。その会場でも、何度もスマホで途中経過をチェックしていました。また、ラインで報告してくれる人もいます。何か、ついつい力が入ってしまいます。とにかく、先制点を取ってもらいたい。
昨日の総会の中で、特別講演がありました。関学OBで、現役最高齢の80歳のスポーツキャスター、西澤さんです。そうです。テレビ和歌山で、ずーと和歌山の高校野球の実況を行ってくれている西澤さんです。西澤さんは、昭和39年の東京オリンピックに、民放から選ばれた20名弱のアナウンサーの中で、最年少でした。陸上競技では、10時間連続の実況をされたことで知られています。今でも、若くて、張りのあるいい声をしていらっしゃいました。今から、35年前、大学に入学した頃、私はテレビ和歌山で、夏の高校野球の中継で、西澤さんの隣で、スコアブックをつけるアルバイトをしていた記憶がよみがえってきました。今度のオリンピックの実況をするのが、夢だと語っていましたが、昨日の声を聞くと、「夢」ではなさそうな気がします。
初回に、桐蔭が、スクイズで先制しました。願ってもない先制点です。ただ、結果的な言い方をすれば、昨日は、併殺打で何度もチャンスをものにできませんでしたので、連続スクイズをしかけてもよかったかなと思います。
家に帰ってきて、ダイジェストで見た、智辯の左打者の本塁打。身体が、しなっていました。プロの選手のような打球でした。なかなか左打者の本塁打が出ない紀三井寺球場で、右中間の一番深い所に、打球が突き刺さりました。突き刺さったという表現が、ピッタリの打球です。さすがに智辯の打撃です。
ただ、9回までちゃんと試合をして、全力疾走で攻守交代を行って、スタンドの声援と一つになって戦って、桐蔭らしさは、出せたのではないでしょうか。2連連続初戦で負けましたが、この悔しさを、鉛筆に持ち替えて、来春に勝利を収められるように、3年生は、全力で頑張ってください。下級生は、秋に向けて、今度は自分達が中心となって、チームを引っ張っていってください。頑張れ!桐蔭。