昨日のプロ野球交流戦、6試合の中で一番観客を集めた試合が、ヤフオクドームで行われたソフトバンク対阪神の試合で、34834人。さすがに、福岡は熱いです。2番目が、ほっともっと神戸のオリックス対広島の31318人。QVCマリンで行われたロッテ対巨人の24200人。オリックスの試合が、巨人戦より沢山の観客を集めるなんて、一昔前では、ありえないことです。以前と違って、観客数は実際に入場した数を発表することになっているので、信頼ができる数字です。
かつてのグリーンスタジアム神戸。あそこは、球場全体が公園の中にある、本当に環境のいい、きれいな球場です。かつて、あの球場に、年間予約席を持っていたことがあります。家族で車で出かけて、子供たちは、野球に飽きたら、球場近くの公園で遊んでいました。いい球場でした。しかし少し便利が悪いので、なかなか観客は集まらなかったのです。その球場に、昨日は、30000人を超える人が集まりました。やはり勝負事は、強くなければなりませんね。今は、本当に強くなれば、観客も集まるのですね。
オリックスの前身の阪急ブレーブス。昔は、「灰色にチーム」と呼ばれたこともありました。南海、西鉄の全盛時代があって、その後、昭和40年代に入って、阪急の時代がやってきます。しかし、いくら阪急が強くなっても、なかなか観客は集まりませんでした。当時は、西宮球場に、「バンク」を敷き詰めて、競輪が行われていましたが、競輪の時の方が、観客は、遥かに多くて、活気があったみたいです。
そんな阪急は、V9の巨人に叩きのめされます。桐蔭OBの西本監督のころです。山田投手が、王貞治に逆転のホームランを打たれたのは、今でもはっきり覚えています。その後、上田監督がチームを引き継ぎました。1976年、5万人の巨人ファンを集めた、後楽園球場での日本シリーズ第7戦。「もっと騒げ、もっと騒げ」と思いながら、冷静なピッチングで完投勝利を収め、2年連続日本一に貢献したのが足立投手。足立投手のアンダースローが、一番好きだったなあ。なめらかな感じがしました。
足立さん。今は、関西学院大学の投手コーチをされています。関学の監督と同じ社会人野球チームに所属していたからでしょうね。足立さんが来てから関学も強くまりました。この春は、立命館大学と27日に優勝決定戦です。オリックスの頑張りから、いろんな事を思い出した土曜日の朝でした。