昨日、お風呂に入ろうと思っていたら、電話が鳴りました。出てみると、声がはずんでいます。「勝ったな!」と思いました。
「先生、勝ちました。一生懸命に頑張れば、何でもできるんですね!嬉しいです。」と藤原選手の声が弾んでいました。
昨日、東京のディファ有明で、「蹴拳18」という大会が開催されました。その最終の第18試合、メインイベントとして、卒業生の藤原あらし君が、タイのルンピニースタジアム9位のゴンプートーン・ノーノップヒラン選手と対戦しました。この試合はルンピニースタジアムの認定試合。勝利すれば、ルンピニースタジアムのランク入りということになります。
1ラウンドに、強烈な肘打ちをくらったそうです。K=1とは違って、ひじ打ち、首相撲何でもある、ムエタイスタイルの試合です。その一撃をくらって、もうだめかと思ったそうですが、そこからが藤原選手の強さと言えます。徐々に挽回して、3ラウンド、判定で勝利を収めました。
「やればできるんですね。」と何度も絞り出すように繰り返していました。日本人には相手がいないので、進んだムエタイへの道。その道が、拓けました。
浪人時代も、苦しい中、目標を持ち続けて、明治大学に合格しました。やはり、ピンチになった時に何ができるか、そこにその人に人間が出てくるような気がします。藤原あらし、さらに頑張ってください。