おはようございます。昨日は、この春から鹿児島大学の大学院に進む、向陽野球部OBが来てくれました。工学部建築学科の卒業作品が、60名の中で、1位に選ばれて、大学の代表として全国の学生たちと共に、出展されるそうです。頑張っているなあ。
いま高校はテスト期間中です。今は、「赤点」は、35点以下とか、点数が決まっている学校が多いようですが、僕たちのころは、平均点の半分でした。平均の半分を取れないのは、大変なことなのです。かつて日本は、国民のほぼ9割が、自らを「中流」と感じていた、世界で一番、「差」の少ない国民でした。ですから、世界の誰よりも、「平均」が大切にされ、また国民全体に浸透してきた国と言えます。
ロールスロイス。世界に冠たる超高級車です。一番安い車種でも3000万円。この車が、21年ぶりに、日本国内で100台販売されたそうです。21年前は、1993年。バブルが崩壊した次の年です。このロールスロイスの販売が、バブル崩壊以来の暗く、厳しい日本経済の復活の兆しと取る向きもあります。
また2013年の家計調査報告では、2人以上の世帯の平均貯蓄額は、昨年より4.91%上がって、1739万円だそうです。「すごいなあ、みんな。」と思うしかないですね。
「グローバルスタンダード」という「錦の御旗」のもとに、それまでの、「1億総中流」の国に別れを告げた日本。少し前までは、「勝ち組」、「負け組」という言葉をよく耳にしましたが、今、一部の「勝ち組」とほとんどの「負け組」にすっかり別れてしまいました。今では、その言葉すら聞かれなくなってしまいました。テレビでは、「こんなに安い!」と言う番組が主流です。
大学の同級生と会うと、「家を買って、しっかりローンを払い、子供を2人中学から私学に行かせて、大学に進学させると、お金なんてどこにも残ってないわ。」という話に花が咲きます。私も同感です。ちなみに、彼は、大手都市銀行に勤務して、30歳から年収は1000万円は超えているのです。
2億円の貯蓄のある人が1人いて、残りの9人が0円だったら、平均貯蓄額は2000万円。そう考えて納得するしかないですね。最近は、あまり周りを意識せずに、平均に振り回されずに、生きていきたいです。