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Channel: KGセミナー塾長の日記
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藤原あらしからの電話

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 夕方、教え子の、「藤原あらし」選手から電話がかかってきました。5月18日は、彼にとって、大切な試合があります。体調はすこぶるいいようです。今まで頑張ってきたのは、「この試合のためなんです!」と語っていました。

 

 彼は、開智高校出身。KGで浪人生活を経て、明治大学へ。格闘技の経験は全くなかったが、キックボクシング部に入部。僅か2年で学生王座に。その後プロに転向。バンタム級のチャンピオンとなり、WPHF世界スーパーバンタム級王座を獲得。日本人には、相手がいなくなり、階級が上の選手と戦ったりしていましたが、「打倒ムエタイ!」を掲げて、本場のタイ人を相手に試合をしている35歳です。

 

 タイ人は、幼少のころから、ムエタイに親しんでいます。しかも試合は、お金をかけて行っています。子供の時からプロなのです。ですから、タイ人の強さは、群を抜いています。本場のタイ人には、全く歯が立たないのが現状です。そんなわけで、K-1には、軽量級がなかったのです。タイ人ばかりになってしまうので。その中で、もっともレベルの高いのが、ルンピニースタジアムとラジャダムナンスタジアム。今回は、ルンピニースタジアムの9位のゴンプートーン:ノーノップヒラン選手と対戦します。日本人が、タイ人のランキング選手と試合をすること自体、大変なことなのです。

 

 35歳。やっとチャンスが巡ってきました。それが、「この試合のために、頑張ってきたんだと思います。」という言葉になって表れたんだと思います。電話を切るときに、「先生、東京の大学に行かせてくれて、ありがとうございます。」と言ってくれました。試合見に行きたいなあ。がんばれ、藤原君。


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