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Channel: KGセミナー塾長の日記
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新聞の広告から

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 時間のある日は、新聞をゆっくり読むのが好きです。予備校の授業は、来週の月曜日からなので、今週は余裕があります。記事はもちろんですが、新聞広告を見るのが案外好きなのです。意外に面白いんですよ。

 

 たとえば昨日の朝日新聞。一面の下に、「ヤギと暮らす」1600円。田舎暮らしのパートナーとなるヤギとの暮らし方と書いてあります。思わず笑ってしまいました。このスペースに、この本の広告を入れて、はたしてその効果はあるのかと思ってしまいますが。少しめくると、「悪の出世学」という本の広告です。ヒトラー、スターリン、毛沢東の実例を書いて、「実は凡人が一番怖い!」とありました。うーん。納得してしまうかも。

 

 さらに進んでいくと、「10代の子供を持つ親に伝えたいこと」。尾木直樹さん、そう尾木ママの書いた本です。きっと、周りの人たちが、色々なオファーを持ってきて書かすのですね。有名人はどんどん本を書きます。出版業界は大変ですから、売れる見込みのない本は、作らないのです。

 

 週刊誌の広告の中に、「タモリ、居酒屋を閉店していた」とありました。へえ、居酒屋も経営していたんだ。しょうもないことですが、こんなのを発見すると嬉しくなってしまいます。

 

 3面下の本の広告に、「しない生活」という若いお坊さんが書いた本が宣伝されていました。「つながりすぎない。イライラしない。言い訳しない。せかさない。比べない」なるほどと思います。さらに、次の一言が心に響く人が多いのではないでしょうか。

 

 「メールの返信がないと、嫌われているのではないかと不安になる」 う~ん。この言葉には、若者から年配の人まで、納得してしまう人が多いと思います。最後に、「困ったときほど、次の手を打たず、静かにそっと立ち止まる」とあります。なかなかよくできた広告で、ここに書かれていることを読むだけで、もう1冊の本を読んだような気になってしまいますね。そうなれば、広告としては、失敗か。

 

 女性向けの週刊誌の広告の中に、「PTA役員どう逃げる」とありました。役員が決定する日には、夫を出席させる?と書いてあります。テレビのニュース番組では、消費税、緊迫した世界情勢、景気は本当に回復しているのかなどを、曇った表情でキャスターが語っていますが、このPTAの記事をみて、日本は、まだまだ平和な国だなあと妙に実感してしまいました。


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