昨日は、予備校を考えている生徒3人と面談をしました。一生懸命に話をしたら、かなり時間が経っていました。まず、私の思いを伝えたいのです。そしてどういう気持ちで、浪人に臨んでもらいたいのか。浪人できるということを、当たり前のことだと思わずに、少し感謝の気持ちを持って、浪人生活に歩みだしてもらいたいのです。せっかく1年間、浪人生活を送るわけです。ただ勉強ができるようになるだけではなくて、少し「いい人間」になって、社会に出て行ってもらいたいそう思っています。予備校の始まる最初の日、「遅刻をしない。なるべく休まない。廊下を通る人には、誰にでも、大きな、いい声で挨拶をする。」これをまず守ってもらいたいと彼らに伝えます。
昨日の夜、DVDをかりてきました。NHKで放送されていた「フルスイング」。プロ野球で29歳の時から30年間、打撃コーチをしてきた人が、家族を残して、福岡で高校の教師になり、奮闘する話です。彼は、癌のため、教師生活は、僅か1年1カ月で終わってしまいます。しかし、すべてをかけて教師生活を送っていたのがよくわかります。
高畠選手が、南海ホークスで現役だったころを、ホークスファンの僕は覚えています。打撃のいい選手だったと記憶しています。DVDの初めに、教え子である現役選手や、OBが寄せているコメントもよかったです。やはり、「情熱」を持って指導する人だったということがよくわかります。
このドラマの原作は、新潮社に勤めていた、門田隆将さんが書いた、「甲子園への遺言」です。これを書いた後、独立して、作家への道を本格的に歩みます。彼は、私の1年年上で、土佐高校出身。そう、玉川選手と同期です。甲子園で母校を応援したことが、その後の人生に大きな影響を与えたのではないでしょうか。
今日は雨です。朝から激しく降っていましたが、今は、少し止んでいるようですね。和歌山を離れて学生生活を送ることになる人達にとっては、今日、引越しをする人もたくさんいると思います。すぐに結果を求められることのない4年間の大学生活。それを送ることを与えられること、幸せです。だからこそ、大きな目標は忘れることなく、高校時代にはできなかったことを色々と経験して、視野を広げていって、4年後には、一回りも、二回りも大きな人間になってもらいたいと思います。