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Channel: KGセミナー塾長の日記
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ブログを書くこと

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大学を卒業して、11カ月、サラリーマン生活をした後で、塾の業界に飛び込みました。昭和59年の5月のことです。その塾で8年間お世話になって、随分いろんな事を学びました。朝、塾に行って、最後に塾の扉を閉めるまで16時間、ずっと塾の中で働いていました。その当時、他の塾の間では、「とんでもない奴が仕事を辞めてやってきた!」とうわさが立っていたそうです。ついこの前、その話を聞きました。とにかく仕事にすべてをかけていました。

 

 その当時は、小さな田舎の小さな塾で、働かせてもらっているそれだけで十分でした。ただ、やるかぎりは負けたくはない。何で負けないのか、その基準があいまいなままでしたが。一日が途方もなく長いのです。朝、話したことなのか、昨日話したことなのかもわからないそんなこともありました。2カ月に一度やってくる、テスト業者の営業の、年配の方の話を聞くのが唯一の社会との接点だったのです。すごく楽しかったのを覚えています。

 

 9年目に独立して、必死になって走り続けてきました。5年前からブログを始めて、3日書いたらもう、ネタが尽きてしまって・・・そこから何とか、今まで毎日書き続けて来れました。ネットというのは、今まで全く知らなかった人と距離の関係なく知り合う機会を与えてくれます。今までいろんな方と、ブログを通して知り合いになりました。中に、一緒にお酒を飲んだ方もあります。それまでは全く知らなかった人とです。自分が毎日発信しているブログの言葉が、その人の心のどこかに触れたのかもしれません。そう思うと、たまらなく嬉しくなってくるのです。ほとんど一人でずっと仕事をしてきました。その規模からいっても、大したことは何もやってきてはいません。ただ、一生懸命になってやれば、きっといいことがある。それを、純粋な心を持った若者にわかってもらいたいと思ってやってきました。

 

 昨日も、メールをいただきました。ブログを読んで下さっている方からです。私よりは、年齢が下の方のようです。大学でも野球をやっておられ、今でも仕事の傍ら、高校にボランティアで、投手の指導をしているそうです。うれしい。こんなメールを頂けることが何よりうれしいのです。なんだかわかりませんが。人はやっぱり一人では生きていけません。自分の思っていることを受け止めてくれる人がいる。それさえあれば、他の物はなくてもいいかなと思えるくらいです。

 

 

 

 

 


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