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南部龍神分校、ご苦労様でした。

 和歌山大会準々決勝は、日高中津分校対南部龍神分校の分校対決でした。ベスト4をかけて分校同士が対決する、和歌山だけでしょうね。9対6で、日高中津が勝利を収めました。3点先制した竜神ですが、3回に、死球とヒットで、一気に8点取られてしまいました。しかし、そのあと3点を取った。この3点を立ったのが、彼らが実力でここまで勝ち上がってきた事の証明であるし、またこれからにつながっていく3点だったと思います。

 

 桐蔭が初戦で負けた時に、球場の外に「龍神分校を支える会」と書いてあったバスで、着替えている人がいました。コーチだったでしょうか、部長先生だったのでしょうか。少しだけお話をしました。村の人が一生懸命に支えてくれているので、何とか1つ勝ちたかったとおっしゃっておられました。日高中津と同様に、村の人たちに支えられての勝利だと思います。それと、指導者。いい指導差がいるから子供たちが集まってくる。県外の野球強豪校への進学も考えたエースですが、「地元を離れたくなかったし、野球をする環境も整っていた。」と龍神分校を選びました。その結果、桐蔭、貴志川、日高と破って、夏3勝。高校野球の歴史を変えたと言っても過言ではない龍神分校の戦いぶりでした。ご苦労様です。また後輩たちの練習も手伝いながら、ゆっくりとこれからのことを考えてください。

 

 日高中津の監督さんのインタビュー、いいですね。やはり、監督というより、「先生」がにじみ出ています。指導者はこうでなくてはなりません。高校野球の有名校の監督の言葉を集めた本がありますが、有名校よりも、地方の普通の学校で一生懸命に頑張っておられる指導者の声の方が、心に響く感じがします。いよいよ明日は、準決勝。楽しみです。


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