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Channel: KGセミナー塾長の日記
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桐蔭野球部に思う

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  南部龍神分校が、日高高校を破って、ベスト4に進出しました。準々決勝では、同じく分校の日高中津と対戦が決まっています。ベスト8に2校も分校が勝ち残ってくる。おそらく全国でも和歌山だけではないでしょうか。特に、龍神分校は、昨年の秋は部員数が足りずに他の学校との合同チームでした。龍神のエースは、中学の時に全国大会にも出場し、他の学校からの誘いもあったらしいですが、どうしても地元の学校でと龍神分校に進学してきたそうです。

 

 

 学校関係者の人たちも、3年生のためにも、なんとか部員を集めようと、一生懸命になってくれたようです。今年は14人の新入生が加わりました。また、春や秋の大会が、龍神で開催されています。かつては、夏と同じように紀三井寺だけだったのですが、県下のいろんな学校で開催されるようになりました。地域活性化の一環ですね。いろんな人の努力が結びついてのベスト8進出です。

 

 高校入試が全県一区になって、桐蔭高校にも、いろんな地域からの生徒がやってくるようになりました。野球部にも和歌山市内以外の地域の生徒が多くなってきています。ただ、併設の中学ができたために、高校からの枠が2クラス減ってしまっています。同じく併設中学を抱える向陽高校は、中学に野球部があって、積極的に活動を行っています。今年の向陽の新入部員は、15人中7名が、向陽中学の出身です。一方桐蔭の場合は、野球部がありません。たまたま、外部の硬式クラブでやっている生徒が、1人入ってきてくれたらありがたいという状況です。今年は、新入部員はたったの7名。和歌山市が4人、箕島から2人、桐蔭中が1人となっています。このままでは、秋の大会に10人で臨んだ我々の時代、あるいは、ラグビー部や卓球部から選手を借りてきて大会に出場した、2年上の先輩たちの時代に戻ってしまいます。学校、OB会が一緒になって考えていかなければならない大問題です、桐蔭レベルの進学校は、それこそ全国にはいくらでもあります。ただ、第1回大会からすべての大会に連続出場している学校は、全国でたったの15校しかないのです。その中で全国優勝を3度経験しているのは桐蔭だけです。この伝統が、ずっと続いていけるように何とか考えないと・・・と思ってしまいます。


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