昨日は、紀三井寺には行かずにテレビで高校野球観戦。和歌山東対有田中央の試合を見ました。前評判では、和歌山東が有利かと言われていましたが、有田中央の1年生から投げている3年生投手の球が走っていて、なかなか東打線も突破口を開くことができませんでした。そこで足を使って揺さぶりをかけてきました。序盤に走って、刺されているにもかかわらず、積極的に走ってきました。6対1になりましたが、有田中央が終盤に1点返したのが、これからの有田中央にとって大きな1点となったと思います。2年生の2番手投手。よかったです。きれいなフォームで、腕が遅く出てくる。投手らしい投手でした。3年生が抜けると、10人と部員が少なくなりましが、またいいチームを育ててもらいたいと思います。東高校の投手は、顔に表情をあまり出さずに、淡々と投げる姿が良かったです。今年は、上進出が臨めそうですね。
第4試合。初戦屈指の好カードとなった、智辯和歌山対市立和歌山の対戦。紀三井寺球場に応援席が増設されて以来、満席になることがありませんでしたが、昨日は、沢山の観客が詰めかけて、外野スタンドを解放しました。試合が始まる前から、すごい熱気が感じられます。
秋の大会、春の大会と大差で敗れている市立和歌山。立ち上がりで勝負が決まってしまわなければいいが・・・と思っていました。しかし、市立和歌山の投手が、内角を厳しくついて。なかなか狙い球を絞らせません。スクイズをホームで殺した後、ライトにすごい当たりを打たれてしまいました。ボールから入るべきだったのかもしれません。その打球を見た時に、「智辯和歌山、やっぱりレベルが違う。」と思わず思ってしまいました。結局4対0。試合後のインタビューで、智辯和歌山の監督が、「今日の試合は30点!」と言っていました。
智辯の終戦の左腕。確かに、鋭い変化球の切れでした。しかし、まっすぐは、去年ほどではありません。低めの球が、昨年は、ぐっと伸びてきていたんですが、まっすぐで空振りを取れるほどではなかったです。それでも完封してしまう。投手は、調子が悪くて、球が走らないときに、ピッチングが上手くなるのかもしれません。
さすがに、各打者のバットスイングは鋭く、放たれる打球の勢いが、2ランクぐらい違う感じがしました。ただ、以前のような、全く歯が立たないと言う感じはしませんでした。今年は智辯和歌山を倒す学校が出てくるのでしょうか。去年の那賀高校のように、智辯を意識することなく、奇襲を書けるのではなく、しっかりと自分たちの野球をする。それに尽きるかもしれません。試合の臨む前に、監督の心が揺れ動いてはいけません。やってきたことをすべて出す。それしかありません。