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Channel: KGセミナー塾長の日記
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背番号

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 昨日久しぶりに、3年生の野球部の選手がきました。テスト期間中なので、練習が早く終わったのです。彼は、野球で期待はされていたのですが、怪我で、なかなか力を発揮することができませんでした。試合に出れない日も続きました。

 

  「背番号、もらった?」

 

  「はい。」

 

  「何番だった?」

 

  「5です!」

 

 と嬉しそうな声が返ってきました。僕も嬉しかったです。ベンチに入れるかどうかも心配していました。手にできた、沢山のまめが、つぶれていました。よかったです。彼には兄がいます。学校は違いますが、野球をやっていました。最後の夏の大会、ベンチには入れませんでした。悔しい思いを、勉強に打ち込んで、現役で国立大学に進んでいます。

 

 彼の勝ち取った背番号は、兄の夢でもあるのです。ご両親もさぞかし嬉しかったことと思います。背番号をつけられる選手は、つけられないベンチに入れない選手の気持ちを、しっかりと受け止めて、自分のためだけでなく、みんなの気持ちを代表してプレーしなければなりません。一日でも長く、野球を続けて、1本でも多くヒットを打てることを期待しています。


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