予備校を考えている人たちとの面接を行っています。受験に失敗して、苦しんでいる彼らの顔が、話を聞いているうちにその表情が変わってきます。明らかに目に輝きが出てくるのです。そうです。そこからもう浪人生活が始まっているんですね。話を聞けば、少し心が楽になります。
旺文社の資料によりますと、一番遅くまで受験を行っているのが、梅光学院大学で、試験日が3月28日。翌日が合格発表になっています。ところが、新聞を見ていると、「4月入学 ラストチャンス、願書受付中。試験日4月5日」とありました。これはないやろ!次の年度が始まっているのにと思いました。よく見てみると、欠員があったので、3年次への編入の試験でした。京都にある種智院大学です。それにしても、4月5日入試とは、びっくりしました。
新聞の和歌山版には、予備校の広告が連日、掲げられています。私のところも数は少ないですが、何度か入れています。ある予備校も連日広告を入れています。「高卒本科設置コース」と書いてあって、京大理系コースから短大専門学校看医コースまで、20のコースが設置されています。こんなにたくさんのコースがある予備校は、日本にないですね。一体何人の予備校生がいるのだろうと思ってしまいます。この予備校の前身となる予備校の時代から、広告のここの部分は、全く変わっていないのではないでしょうか。
海南高校、よく頑張りました、特にエースの骨折で、登板が回ってきた、左腕投手。よく頑張りましたね。ストレートは、125キロ。しかし、鋭いカーブがそのストレートを一層早く感じさせます。8回の裏、ピンチに、ショートの好守で、ダブルプレーを取れて、2点に抑えたところまでは、完全に海南ペースでした。9回の表の海南の攻撃で、何とか一人でもランナーを出したかったです。相手の勢いを一旦止めるためにも。9回のショートゴロ、正面だったので、ダブルプレーだと思って、先に、セカンドベースに目が行ってしまったのですね。「正面のゴロを捕るほうが、ファインプレーよりも難しい。」野球の世界でよくいわれる、「逆説的表現」です。この悔しさをばねに、夏までしっかりノックを受けて下さい。それにしても、本当によく頑張りました。4万人の観衆の前で試合ができる。選手も、OBも、在学生も一生の思い出になりました。いいなあ。甲子園で母校を応援するというのは、どういう気持ちになるのでしょうか。