公募推薦入試が始まっています。今日も大阪経済大学を受験する生徒がいます。今は地方入試があって、和歌山で受験できるようになりました。どんどん便利になってきましたね。
その昔、我々が受験する頃は、当然ですが、大学に行かないといけません。駅から降りて、大学まで歩いているうちに、「~高校生、頑張れ!」とか、「健闘を祈る、~高校OB」というような即席の手書き看板がありました。「合格して、来年はこんな看板を書いてみたいな!」と思ったものです。
関学を受験した時は、第一志望でもなかったし、あまり行きたいとも思っていませんでした。当然下見も行きませんでした。甲東園の駅を降りて、坂道を登っていき、少し疲れた頃に、遠くに時計台が見えてきたあの時は、感動しました。こんなきれいな大学があるんだろうか。そう思ったのを覚えています。
今では、入学するまで、そのキャンパスを見たこともない学生がいるようです。それはなんだかさびしいような気がしますね。やっぱり、その大学のある町に行き、ここで過ごす4年間を夢見て、受験をしてもらいたいなと思います。