昨日は、朝からの仕事が終わってから、桐蔭高校へ行ってきました。耐久高校とのダブルヘッダーです。2試合ともしっかり見てきました。耐久高校は、昨年の夏、優勝候補の一角と言われた市立和歌山を破っています。最近、日高高校や、耐久高校、田辺高校、新宮高校など、その地域の進学校と言われる学校が、力をつけてきています。
耐久高校の1試合目に投げた投手、よかったです。球も来ていました。コントロールもよかったです。守備もよく鍛えられていました。試合は、どちらに転ぶかわからない展開でしたが、チャンスにヒットが出た桐蔭が結局、勝ちました。先発の2年生の投手が、完封勝利。2試合目、先発する3年生投手に、「完封狙っていけよ。」と声をかけました。春先は、投球フォームが安定せずに苦しい時がありましたが、昨日の投球はよかったです。緩い球をうまく使っていました。2試合目も、耐久高校にホームベースを踏ませることはありませんでした。この2人の投手が安定しているので、少し安心しました。
試合中に、少しまずいプレーが出たときに、桐蔭ベンチから監督が、激しい口調で注意を与えます。一瞬、シーンという感じになって、緊張感が走ります。僕たちのころのように、いわゆる「気合を入れる」という行為が、一切禁止された今は、その指導法が確立できずに迷っているベテラン監督もいるという話を聞いたこともあります。「言葉」その力と、その言葉を伝える「こころ」。自分の気持ちをどういう風に選手達に伝えるか、それが監督です。耐久高校の監督さんは、若い方でした。練習試合を通じて、他校の監督のとの交流を重ねて、これから一歩づつ監督への道を歩んで行くんだなあと思いました。