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Channel: KGセミナー塾長の日記
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受験生、頑張れ!

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 おはようございます。寒いですね。高梨選手。残念でしたね。圧倒的な強さを誇っていた高梨選手のまさかの失速。彼女でもこんなこともあるんです。ですから、センター試験で1度、失敗しても、人生が終わってしまうわけではありません。そのからまた努力を続けるしかないですね。

 

 高梨選手の競技後の言葉、よかったですね。彼女の言葉は、本当に心にしみます。またここから。この結果が次に生かせるようにがんばることでしょう。失意の中で、マイクを突き付けられて、それでもきちんとコメントをする。できることではないと思います。

 

 

 私立の合格発表が続きます。国公立を受験する人は、その結果に心が揺れ動くことなく、自分の目標に向かって、邁進してもらいたいと思います。頑張れ!


星林高校生、合格!

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 昨秋、学校の個人懇談で、近畿大学の推薦入試を受けるのをやめて、和歌山大学を目標に頑張ってみるように、担任の先生からアドバイスを受けた星林の生徒がいました。私も担任の先生と同じ気持ちで、推薦入試を受けずに、センター入試に賭けてみる方がいいと彼に言いました。

 

 

 星林高校の場合は、推薦入試受ける生徒が多い中、つい自分もという気分になるのは、無理もありません。やはり、周りの雰囲気に流されてしまうものです。しかし、そこで少し踏みとどまってよく考えてみることが必要かなと思います。彼の場合は、まだ、それほど必死になって勉強をしてきたというわけではないので、伸びる余地が大きく残っているような気がしました。何より、素直な気持ちで勉強に取り組む姿勢がいいなと思いました。

 

 

 秋から、推薦入試を受けないと決めて、少し顔色が違ってきたような気がします。数学の林先生も、彼の実力を認めていました。平常心で臨んだセンター試験。自己最高の得点を獲得しました。700点に迫っていました。本人の努力から考えれば、当然のことかもしれません。昨日、午後1時、大阪府立大学現代システム学科の推薦入試の合格発表を塾のパソコンで一緒に見ました。ありました。合格です。ひょっとしたら、推薦で、私立に進む道を考えていたかも知れない生徒が、大阪府立大学に合格しました。

 

 

 周りに流されない。しっかりとした目標を持って、自分を信じて、最後まで貫くこと。そうすれば、夢は一歩、一歩、近づいてきます。ひと足早く、合格。おめでとう。本当によく頑張りました。

 

合格発表

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雪、すごいですね。この前よりも沢山積っています。今日の2次対策、みんな来れるかな。有田の女の子から、「駅に行くのが、困難なので休みます。」と連絡が入りました。みんな気をつけて来て下さい。

大学受験の合格発表。合格通知が届いた家はいいですが、1つ不合格通知が届くと、家の中は、本当に何とも言えないような雰囲気になってしまいます。大学入試の場合は、私立の大学を何校も併願しているケースがよくあります。1つ不合格通知が続くと、「次もまた・・・・」という気持ちになってしまいます。不合格通知がいくつも届くと、それこそ、晩ご飯の時に言葉もなくなってしまいます。

 

 昔、予備校生の保護者が話してくれたことがあります。

 

 「不合格通知ばかり届くので、夫婦で墓参りに行ってきたんです。そうしたら次の日に、合格通知が届きました。何より嬉しかったです。」

 

 受験生は、自分で受験をしていますから、ある程度、結果については、予想はつきます。ところが、親は、合格か不合格か、2分の1の確率だと信じて、ずっと待ち続けるわけです。受験は、家全体を巻き込んだ、「戦い」になります。

 

 苦しい状況を変えるのは、合格通知が届くこと、それしかありません。それを待つために、親は、それこそできる限りのことをするのです。これは、親になってみないとわからないことだと思います。ある意味、受験生より辛いかもしれません。

 一生懸命に頑張ってきた、その努力が、必ず報われますように。私も、祈るしかありません。

 

医学部への道

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 私立大学医学部受験。我々のころは、裏口入学問題が発覚したり、あまりにも授業料が高いので、普通の家庭にとっては全く縁のない世界でした。6年間の一切を含んだ学費が、5000万円をはるかに超える大学も、沢山あったような気がします。年間1000万円。とても普通の家庭では無理な額です。面接で、お金のことを聞かれて、「祖父が山を売ってくれるので大丈夫です!」と答えたら合格したとか言うような笑い話が、まことしやかに聞こえてきた時代もありました。

 

 またある関東の総合大学の医学部に、お金を積んで合格した学生が、6年生になった時に、このままでは、国家試験を合格できないから、医学部にとっては、不名誉なことになる。それで他の学部に変更しろと大学側から言われて、親が訴えたというような話が週刊誌に載ったこともあります。お金をもらっておきながら、よく言うなあとも思いますし、訴える方も、訴える方ですが。

 

 

 しかし今、優秀な学生を確保するために、学費を下げる私立大学医学部が相次いでいます。たとえば、順天堂大学では、6年間で2112万円。私立で一番安かった、慶應大学よりも安くなりました。昭和大学も2309万円。特待生になると、2009万円。全国にある29の私立医学部の6年間の総額納入金の平均は、約3300万円となっています。一番高額なのは、川﨑医科大学の4716万円。高額なところは、今後、値下げを検討しないといけなくなりそうです。

 

 競争率は、どの大学も、軒並み10倍を超えています。20倍に迫る大学もあります。国公立の医学部は、全国47都道府県にあります。その競争率は大体、3~4倍です。私立大学は、29大学。医学部を目指す受験生の多くは、2~4校、私立大学を受験します。ですから、我々の世代が考えている以上に、はるかに私立大学医学部に合格するのが、大変な難関になっているのです。国公立大学医学部に入学する方が、楽な場合もあるのです。

 

 2浪の末、大阪医大に進学した学生が、大学に入って立ち寄ってくれました。「先生、親が医者ではなくて、普通のサラリーマンの子供も何人かいます。彼らは、自分でお金を借りて、授業料をねん出して、医者になってから返済するんです。すごいなと思います。自分は恵まれているなと痛感しました。」と語っていたことがありました。

 

 医師への道は、本当に厳しい道のりです。

合格発表あれこれ

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 昨日は、いろんな大学の合格発表がありました。甲南大学。予備校生が合格しました。彼はライフル射撃の選手で、去年の秋も、国体に出場しました。大学選びも、射撃部があるところだけを受験しました。大学に入っても、和歌山を代表してさらに精進して下さい。

 

 関学の発表もありました。1人の生徒が恐る恐るまず1つ目の発表をスマホで見ます。自信のない方でした。「ない・・・」  沈んだ心で次の発表を見ます。同じ部屋にいた僕は、少し時間がかかっていたので、「ダメか?」と思ったその時、「うお〰!」という歓声が。合格でした。1つ合格すると、また合格が届きそうな気がします。明日の合格発表も楽しみになってきました。国公立もあります。いい気分で、さらに勉強を続けてください。

 

 予備校生の那賀高校野球部の生徒が、2つ目の関学の合格通知を手にしました。10日後の国公立入試に弾みが尽きます。もう1人の那賀高校野球部の生徒は、龍谷大学の合格通知を2つ手にしています。昨日は、立命館大学の産業社会学部の3つの合格発表がありました。電話がかかってきました。2つ合格でした。もう1つは、受験票をなくしてしまったので、確認できなかったそうです。同志社の発表も楽しみにしています。早速夜に、那賀高校野球部監督に、連絡を入れました。喜んでくれました。

 

 田辺高校の野球部の生徒からも電話がありました。立命館の最難関、法学部に合格したとのことです。普段は、口数の少ない、感情を表に出さない彼ですが、いつにもまして、声が弾んでいました。母と姉を一緒に、ピザを食べに行く車の中で、いきなり、「よっしゃ!」と握りこぶしをあげて、2人はびっくりしたそうです。ずっと国公立を目指してやってきたので、私立の勉強はほとんどやっていませんでした。彼が赤本を持っていたのは見たことがありません。国公立大学の入試でもうひと踏ん張り。期待しています。

 

 難関の国公立に出願している予備校生がいます。その生徒が、まさかの龍谷大学不合格でした。冬の懇談では、「龍谷は受けなくていいやろ。」と僕が言ったんですが、心配性の彼は、「1つ龍谷受けていたら、安心ですから。」と受けたんです。合格発表も早いので、落ちつけるだろうと思っていました。ところが、まさかの不合格。明治大学の受験の前日に、わかったそうです。東京には、父と一緒に行ったそうです。無言の2人。暗い食事。たまらない時間だったと思います。「2浪」という言葉が心をよぎったそうです。そんな彼が、同志社大学経済学部に合格していました。お父さん、嬉しかったでしょうね。最近は、親の気持ちになってしまう自分がいます。国公立、頑張れ!

 

 龍谷に落ちて、同志社の合格。普通はあり得ません。智辯和歌山が県予選の1回戦でコールド負けをするぐらい、あり得ないことです。しかし、あり得ないことが起こるのが、受験です。まだ合格通知が届いていない受験生。希望を失ってしまった受験生。まだまだです。受験は最後までわからない。心を切らずに、最後の最後まで粘り続ける。それしかありません。最後まで頑張る。合格通知が届くまで。

関西大学合格発表

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 おはようございます。昨日は、関西大学の合格発表がありました。予備校生の田辺高校野球部の3人が、全員合格の連絡がありました。よかった。S君は、アナウンサーになりたいという夢に少し近づいたようです。残りの二人は、田辺高校のグラウンドから電話がかかってきました。2次の実技試験に向けて特訓中です。声が弾んでいました。

 

 自習に来る生徒の数も、だんだんと少なくなってきました。来週の明日は、国公立大学の2次試験の日です。受験生活最後の1週間となります。私立大学に合格している生徒は、もう一度気持ちを引き締め直して、国公立大学しかない!というような気持ちで受験をしないと、あっけなく逆転されてしまいます。

 

 国公立しかない人は、それこそ必死の受験となります。今までの受験生活のすべてをかけて頑張ってください。あと少し。今までの努力が報われるように。

那賀高現役生 合格発表

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国公立の2次試験の対策が終わって、教室から出てくると、那賀高校野球部の現役受験生のT君が待ってくれていました。

 

 同じようにやってきた、那賀高校野球部の生徒たちは、推薦入試で、京都産業大学や、近畿大学に一足早く合格が決まって受験は終了しています。彼は、僅差で不合格。一般入試まで受験をすることになりました。

 

 しかしそこから、彼の勉強ぶりは、他の現役生たちもびっくりするほどでした。集中して、尚かつ時間をかけて勉強をします。他の学校の生徒からも、「彼はすごい!」と尊敬の言葉も出ていました。「必ず、関大に合格して、推薦で受からなくてよかったと言えるようにしよう!」と声をかけ続けました。先日、監督と話をさせていただいた時も、「T君は、必ず関大に合格します。」と、まだ合格発表もないのに断言したほどです。勉強ぶりを見れば、結果がわかる生徒もいます。彼はそんな生徒でした。

 

 「先生、関大2つと、甲南大、京都産業大に合格していました。先生の基礎の授業のおかげです。あれで力がつきました。」

 

 ありがとうございます。そんなに言われると、嬉しくなってしまいます。彼は、週に6コマ、僕の授業を最後まで、受講してくれました。英語はいくら受講しても授業料は同じなので、出るか出ないかは、本人の意志に任せています。できるようになってからも、自分の力を確認するように、基礎の授業に出ていました。立派な姿だったと思います。おめでとう。野球をやって甲子園を目指し、現役で関大合格。立派です。

 

 彼から聞いていたので、同じ那賀高校現役のバスケット部の生徒の家に、電話をしました。彼は留守だったのですが、「先生、ありがとうございます。立命館大学に2つも合格して、家じゅうでびっくりしています。まさかです!塾から帰ってくると、塾長が、塾長がと、先生の話をいつも聞かせてくれるんです。」とお母さんが、話してくれました。今日は学校を見に行っているらしいです。

 

 有難いことです。僕がしゃべったことを、母にも聞かせてやろうと思ってくれるなんて。教師冥利に尽きますね。長年この仕事をしてきました。心が浮き沈みすることもあります。しかし、1ついいことがあると、また頑張れるかなという気持ちにまります。受験生と同じですね。いいことを信じて頑張る、自分を信じて頑張る、それしかありません。合格おめでとう。そして、ありがとうございました。

 

 

 

私立後期試験に向けて

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葛西選手の個人の銀メダルもすごく感動しましたし、団体の銅メダルもよかったです。何より、葛西選手のインタビューがよかったです。オリンピックでこんなに感動するとは思ってみませんでした。やはり、その選手が歩んできたドラマに、11つに頷きながら、画面を見ている自分がいます。彼の発言を聞いていると、4年後の大会にも、やはり日本を引っ張っているんじゃないかと本当に思ってしまいます。

 

 関西の私立大学の合格発表は、一部の大学の学部を除いて、一段落がつきました。中には、思わぬ結果に、打ちひしがれている人もいるでしょう。こんなはずじゃなかったと思っていることと思います。厳しいようですが、この結果をしっかりと受け止めなければなりません。後期の私立の試験に出願する時も、どうしてもプライドが邪魔をしそうになる時もありますが、受験は、合格してこその受験です。どこの大学を受験したかは、全く関係がありません。お金を払えばだれでも受験はできます。合格通知。それを掴むための受験勉強です。

 

 もう一度、自分の現状をよく考えて、出願大学を決めねばなりません。入試のデータを見てみると、昨年の後期試験の競争率は、軒並み高いです。たとえば後期試験の、競争率は、過去3年間

 

 大阪経済大学 経済学部 後期試験 3.0 →3.8→15.9

 

 龍谷大学    経済学部 C日程   3.4→12.8→16.4

 

 京都産業大学 経済学部 後期試験 3.3→3.2→7.9

 

 近畿大学    経済学部 後期試験 7.0→4.2→42.4

 

           経営学部 後期試験 5.1→4.9→4.2

 

  とかなり、厳しい戦いになっています。なっています。募集定員が少ない上に、浪人を避けたい力のある生徒が、受験してくる可能性があります。関関同立を当然合格できると思っていた人達が受験に来るのです。そして特に今年の場合は、何とか浪人は避けようという傾向が強いですから、後期は、必死になっていかないと、なかなか合格は手にできません。かなり激しい倍率なのです。どうしても今年で決めなければならないならば、もう一度、心を引き締めてかからなければなりません。頑張れ!甘い気持ちは捨てて、厳しい現実に打ち勝ちましょう。

 

 

 


予備校生合格!

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 2次対策の英語の授業の合間に、廊下に出てみると、予備校生のK君が来てくれていました。那賀高校野球部。私立大学を目指しての浪人生活でした。

 

「同志社大学の社会学部に合格しました!」

 

 しっかりと、彼と握手をしました。憧れだった同志社を夢に描いて、春から頑張ってきました。真面目に、一生懸命に努力を続けてきました。英語も飛び抜けた力はありませんが、努力を重ねて、少しずつレベルアップしてきました。何よりいいのは、安定した力を持っているということです。点数の振れ幅が小さいのです。

 

 受験は、まず、滑り止めにしていた龍谷大学の合格通知が2つ届き、次に、何とか合格したいと思っていた立命館大学の合格通知が2つ届き、最後の待っていた同志社が、一番最後の発表だった日に合格するという理想的なプランでした。いつも言っていますが、滑り止めは、早い段階で合格通知が届かなければ、意味はありません。

 

 3年最後の夏、決勝戦で、智辯和歌山を追い詰めた那賀高校。あと一歩で届かなかった甲子園。その悔しさを、浪人生活の中でも忘れていませんでした。本当に朝から晩までよく頑張りました。日々の努力。それが昨日の喜びにつながりました。野球でも、勉強でも、また社会に出てからも、大切なことは変わりません。それをしっかりと味わうことができた浪人生活だったと思います。おめでとう。

2次試験に向けて

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 演技が終わった後の、浅田選手の、感無量の表情、よかったですね。前日のまさかの失速から一夜明けて、ふっきれた別人の浅田選手がいました。

 

 1年間休養していたライバルからは、「休むのが下手だ。」と言われ、元首相からは、「大事な時には、必ず転ぶ。」と言われ・・・。しかし、これぞ、「浅田真央」という演技を最後の舞台で見せてくれました。浅田選手や上村選手のように、頑張って、頑張ってそれでも届かなかった人や、プレッシャーに押しつぶされそうになって、それでも自分を信じて頑張る選手をどうしても、応援したくなるそんな気持ちが、我々日本人の中には、受け継がれているのかもしれません。決して強いものだけを称賛するわけではないのです。

 

 国公立大学2次試験は、2月25日に行われます。勉強できるのは、あと4日。私立の合格通知を手にしている人も、国公立しかない人も、すべてをかけて戦わねばなりません。考えてみれば、1年ほど前は、「~大学は、行きたくないな。最低でも・・・大学ぐらいは行きたいなあ!」という気持ちは、誰の心に中にもあったと思います。その通りに受験できる人もいるでしょうが、大半の人は、その大学に手の届かない人たちだったと思います。そして、自分が思ってもいなかった大学に、今必死になって頑張っている人も多いと思います。

 

 しかし、それこそが大切なことなのです。人生は、なかなか思い通りになりません。思い通りにならないからと言って、すぐに次の道を考えたり、努力をするのをやめてしまったりするのではなくて、その与えられた状況の中で、自分にできることをしっかりと、気持ちを込めてやり続けること。それが何より大切です。人間は、一生懸命になって頑張って何かを手に入れた時しか、喜びを感じられないように作られているわけです。だからこそ、どんな人でも、「幸せ」を感じられるようになっているのです。

 

 他人の評価は、どうでもいいのです。自分と、一番近くで見守ってくれている人が、「一生懸命に頑張ってきて、本当によかった!」と思うことができれば、それだけでいいのです。周りの声に惑わされることなく、しっかりと自分の道を、正々堂々と歩んでいってもらいたいです。

OB来塾

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桐蔭野球部のOBから、お昼にラインが入りました。

 

 「昨日で試験が終わりました。手応えよりも不安が大きいですが、青学と立教は、キープできています。慶應の結果が分かり次第、塾に報告に行かせていただきたいのですが、まだ合格に向けて頑張っている生徒がいるのであれば迷惑ではないでしょうか?」

 

 自分も受験で苦しい思いをした人でなければ、なかなかここまで気は使えません。

 

 「是非待っています。楽しみにしています。」と送りました。慶應大学の最後の合格発表は、226日です。

 

 ところが夕方、僕が郵便局に行って戻ってくると、廊下で、A君が待ってくれていました。大きな荷物を持っていました。1週間、横浜に泊まって受験をしてきた帰りだったんです。ラインも新幹線からでした。

 

 「電車の中で、ネットで合格通知を確認しました。今日は法学部で、自信がなかったので、見ようと思っていたんです。自信がある学部は、通知が来るまでずっと待つつもりでした。法学部に受かっていたんです!」

 

 よかったです。法学部に一番行きたかったそうです。我々のころは、野球部の生徒は、法学部が圧倒的に多かったのですが、今は、慶應法学部の難易度が凄く高くなりました。塾の廊下に張り出している、ベネッセのランキング表では、慶應の経済、早稲田の政経をおさえて、偏差値83でトップです。司法試験の合格者数も、法科大学院の中では、最終合格者の数は、201人で、東京大学、中央大学、早稲田大学をおさえて圧倒的にトップの成績です。

 

 受験した中では、法学部が、一番自信がなかったそうです。しかし合格しました。大阪の予備校でしっかり鍛えてもらいました。実力があれば、少しできなくても十分に合格できます。これが受験です。合格できるかどうか、不安な気持ちに震えながら勉強をすることからこれで解放されました。これからは思い切って野球に打ち込めます。

 

 僕の1年先輩のMさん、2年後輩のS君、コーチに行っていた時の5つ下のK君。そのあとは、慶應野球部に桐蔭から進学した部員は誰もいません。30年の空白が、埋まりました。今年の正月に、土佐高校から慶應に進学した君が来てくれた時に、A君も呼んで、一緒にご飯を食べました。色々と野球部の話を聞かせてもらいました。春からは、チームメートです。大学野球が楽しみになってきました。

 

 苦しかった浪人生活。しかし一番行きたかった大学からの合格通知が届いた瞬間に、それが、かけがえのない思い出にかわります。おめでとう。思いっきり野球をして下さい。

 

 

 

DVD鑑賞

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 おはようございます。昨日は、英語の2次試験対策最後の授業を行いました。この日は、長文2問、英文解釈、英作文の合計4問を90分で実戦形式で解いてみました。センター試験のように時間に焦ってしまうことはないのですが、ペース配分をしっかり考えて解かねばなりません。日曜日、月曜日のあと2日間、できることを最後までできる限りのことをやりこんでください。最後の最後まで頑張って、3月に合格通知を手にする。それでやっと春が来るのです。頑張れ。

 

 昨日は、DVDを借りてきてみました。旧作だと1枚たったの100円。缶コーヒーも買えません。そんな値段で心がホッとするような映画を見られる。ありがたいなあ。昨日見たのは、「しあわせのパン」という映画です。「幸せの黄色いハンカチ」の隣にありました。この映画については何も知らなかったのですが、主演が、大泉洋でした。彼の力の抜けた演技が好きなので借りてみました。

 

 北海道の洞爺湖のほとりにあるカフェを営んでいるのが、大泉洋と彼の妻、原田知世です。そのお店を訪れる常連客。郵便屋さん。大きなトランクを持って毎日やってきて美味しそうにパンを食べる人。そのトランクには、「アコーディオン」が入っています。その役を演じるのは、あがた森魚。我々の世代にとっては、「赤色エレジー」あがた森魚です。

 

 そのお店に、色んな人がやってくる。失恋、離婚、病・・・。そんな人たちに、そっと美味しいコーヒーと焼きたてのパンを出す夫婦。そっと見守るその夫婦がたまらなくいいんだなあ。何となくほっとする映画でした。洞爺湖の湖畔に実際にあるこのお店。こんな映画を見ると、すぐにカフェをやってみたいなあと思ったりして、勝手に妄想する自分がいます。50歳も中盤に差しかかっても、まだ妄想するんだなあ。

最後の日曜日

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 昨日は、2次試験前の最後の日曜日。朝から自習室の前に座っていました。ちょうど高校のテスト期間中でもあり、向陽の野球部の生徒たちも来ていて、自習室はほぼ満杯の状態でした。国公立の試験をまじかに控えた受験生たちのピリピリとした雰囲気の中で、現役の2年生もよく頑張っていました。

 

 3時過ぎに、関学や立命に進学することになって、一足先に受験を終えた浪人生が来てくれ増した。キットカットを持ってきて、その裏にメッセージを書いて、火曜日に国公立を受験する仲間に私に来てくれたんです。踊り場の所からは、最近ではなかった、楽しそうな話声が聞こえてきます。外に出てみると、みんな楽しそうに話をしていました。いいですね、仲間は。それを経験した者にしか分からない所で、心が通じ合っています。

 

 今日が最後の受験勉強になりますように。みんな頑張れ。そして明日は、穏やかな気持ちで受験に臨んで下さい。

国公立2次試験

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225日、国公立の2次試験です。この日のために、一生懸命に頑張ってきたのです。目標にしてきた大学を受験できる人、センターの点数から、必死になって可能性のある大学を探しだした人、一縷の望みを託して受験する人・・・・。いろんな受験生がいます。

 

 まずは、受験する大学のある街の雰囲気を感じ取ってください。この街で、輝かしい4年間を送るのです。何をしてもいい4年間が与えられるのです。知らない街で、いろんな人と出会って、自分という人間を少しずつ作り上げていく。そのためには、この試験を乗り越えていかねばなりません。今までのあなたの努力が、きっと結果を結ぶように。今日は、すべての力を出し切らねばなりません。

 

 毎年書いていることですが、塾生のOBの話書いておきます。大阪市大の2次試験を受け予備校生がいました。阪和線に乗って、大学に向かっていると、人身事故で列車が止まってしまいました。しばらく待っていましたが、一向に動く気配はありません。しびれを切らした彼は、停車している駅で降りて、タクシーに乗って、大阪市大に向かいました。やっとひと安心と思ったのも束の間、タクシーが衝突事故を起こしてしまいました。幸い怪我はなかったのですが、その場でタクシーを下ろされてしまいました。そこからまた、別のタクシーを探して、やっと大学に到着した時には、10分遅れ。事情を説明し、急いで教室に向かったそうです。

 

 やっぱりそんな場合は、じっと電車で待って、指示に従う方がいいですね。遅延証明書も発行されますからね。その生徒は、力のある生徒だったので、少し動揺はしましたが、普段通りの力を発揮できて、無事に合格しました。今は社会人1年目です。

 

 いろんな事が受験にはあります。しかしそれはみんな、あなたが乗り切ることができるものばかりです。与えられたその場その場で、最善を尽くすこと。それしかありません。昨日までの努力の日々を、今日で、いい思い出にするのです。頑張れ!最後の最後まで。

 

 

 

2次試験を終えて

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 ソチオリンピックの選手団が帰国しました。早速会見の様子がテレビに映し出されます。19歳の金メダリストの羽入選手。言葉の一つ一つに重みがあります。15歳の銀メダリストの平野選手。話すのは慣れていないようですが、浮ついたところはなく、しっかりとした自分の世界観を持っています。

 

 外国人特派員協会のインタビューに応じた浅田選手。森元首相に発言に対する言葉。すごくよかったですね。また「森さん」と呼んだのも非常に好感が持てました。本人が「森さん」と言っているのに、テレビのテロップでは、「森元首相」となって流れるのも少し違和感を感じました。さらりとかわした発言、なかなかできるものではありません。

 

 週末に、DVDを見ました。「幸福のスイッチ」という作品です。和歌山の田辺を舞台に撮られた2006年の映画です。この映画のことは、まったく知りませんでした。監督は、神戸大学を出てパナソニックに3年間、勤務した経験がある安田真奈さん。パナソニックでの新人時代の研修で学んだことがよく出ている映画でした。

 

 田辺にある、町に電気屋さんの話です。その店主が、沢田研二。沢田や登場人物がしゃべる和歌山弁がとても心に残りました。「はよ、起きよしよ~!」 「どれか一つに決めよし。」

 

 強意の副助詞の、「し」の使い方。祖母や、母がしゃべる和歌山の言葉で、もう今の若い人の口からは出てくることがない言葉です。関西弁をテレビや映画で耳にすることは多くなりましたが、久しぶりに、昔の和歌山弁を聞いて、こころがホッとしました。沢田の演技、とてもよかったです。和歌山の景色、私達が何気なく見ている景色が、スクリーンの中では、とても輝いて見えました。素晴らしいものは、すぐそばにあるんですね。

 

 国公立の2次試験、どうでしたか。力を発揮できましたか。合格発表までは、なかなか落ち着かないと思います。少しだけゆっくりして、また後期試験を目指して、走り始めてください。結果は変わりませんが、何となく、発表を待つまでの自分の姿を神様が見定めているような気もします。

 

 試験が終わるまでではなくて、合格通知を手にするまでが受験です。その時まで、心を切らずに、真摯に待ち続けてください。その姿勢が大切なのです。


パンフレット作り

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 昨日は、予備校生に手伝ってもらって、高校に配りに行くパンフレットを作りました。前日の2次試験の話をしたりしながら、和気あいあいとした感じで、400部出来上がりました。「暑い、暑い。」と言いながら、一生懸命にやってくれました。手伝ってもらわないと、一人ではできません。ありがとうございました。今日は、早速、高校に持っていきます。

 

 予備校に対する思いを、今までの30年間で感じたことを、A4の用紙15枚にいっぱい詰め込みました。大手のように決してきれいではないかもしれませんが、予備校を探している生徒に読んでもらえればと思います。

 

 国公立を受験した人たちは、これから合格発表までの間、落ち着かない日々を過ごすことになりますね。合格発表を手にするまでが、受験です。せっかくのいい機会ですから、今までの自分を見つめ直し、これからの自分に対するビジョンに思いをはせてください。

学校訪問

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 昨日は、パンフレットを持って、高校の進路指導部を訪問してきました。まずは、朝一番に田辺高校へ。高速道路ができたので、車だと1時間で着きます。昔に比べて本当に早くなりました。初めて行った時は、まちがって、紀南高校に入ってしまったこともありました。4人来てくれていた予備校生の報告をしっかりしてきました。

 

 そのあと、日高高校に立ち寄って、耐久高校へ。耐久は、2人の生徒が来てくれています。残念ながら、1人はまだ、進学先が決まっていません。3月になれば、後期の試験を受験します。頑張れ。最後まで頑張れ!

 

 次は、海南高校。甲子園出場の大きな、垂れ幕が掲げられています。なんか学校に活気があるように感じました。進路指導室では、若い先生が対応してくれました。初めての先生でした。

 

 行ったん塾に戻って、次は、粉河高校。ここは、歴史のある学校です。校門のところに上がっていく坂道が、すごく急なので、いつも緊張してしまいます。進路指導室の窓から見える、伝統を感じる洋館の建物に目を奪われてしまいます。

 

 那賀高校。活気がありますね。和歌山で一番生徒数が多い、公立高校です。塾にも、10人の浪人生が来てくれています。進路の先生が、「学校によく、Y君が来てくれます。僕だけや、受かってないのって言ってましたけど、合格しましたね!」って言ってくれました。

 

 そのあとは、向陽。進路指導室の事務員さんの娘さんは、昔の予備校生です。少し、外で立ち話をしました。立派なお母さんになっているとのことです。そのあと、母校である桐蔭へ。いグラウンドにはよく足を運びますが、職員室や、進路指導室は、あまりいい思い出が無いので、いつまでたっても緊張してしまいます。対応してくれた若い英語の先生と、話しが弾みました。そのあと最後に星林へ。進路指導室に向かう廊下から、教室を見ると3人自習をしていました、その中に、塾のK君がいました。後期試験に向けて頑張っていました。7人の浪人生の、1人1人の受験の状況を詳しく説明しました。

 

 学校にはそれぞれの雰囲気がありますね。その学校がある街の雰囲気もあるし、学校自体が持っているイメージのようなものもあります。年に一度、各学校を訪問するのが、何気に、楽しみなのです。今日は、昨日いけなかった学校を回ってきます。

学校訪問

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 昨日は、1日目に回れなかった高校を訪問してきました。それぞれの学校の進路指導部の先生といいお話ができました。ある学校では、センター試験の会場の話になりました。その先生が、私のブログを見てくれていたのです。その先生も、どうしてもこの現状はおかしいと思っておられる人でした。質問書を提出したこともあるようです。しかし、全く無視されて、そのことに関しては、会議では触れられなかったりしたそうです。しかし、ずっと訴え続けていくと語っていました。どう考えてもおかしいことが、そのまま放置されているのです。やはり、粘り強く訴え続ける必要があります。

 

 ある学校の進路指導部の前には、専門学校のパンフレットが数多くありました。その高校のOBが、笑顔で写真に写っています。警察官になったOBの凛々しい姿、パティシエになって、仕事に打ち込んでいる姿。そういうのを見ていると、自分の将来の姿も考えますね。

 

 夜、予備校生から電話がありました。彼は、私立志望の生徒で、まだ合格通知を手にしていません。この前に電話で話をして、次のどこを受験するかで話をしました。両親とよく考えて、決めるようにと言ってました。その報告の電話でした。しかし、彼の心の状態を考えると、なかなか電話をかけてくるのは、辛いことだと思います。まずは、その気持ちに打ち勝ったことが嬉しいです。合格通知を手にしよう。朝早くから家を出てきて、夜遅くまで頑張ってきたんだから。最後は自分を信じて頑張って欲しい。

予備校説明会

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 おはようございます。金曜日から、予備校部の個別説明会を行っています。お母さんと一緒にきてくれた女の子がいます。どうしても関学に進学したいのだそうです。キャンパスに心が引かれたそうです。帰りに、机の前に掛けていた関学カレンダーを手渡しました。嬉しそうな顔がよかったです。それを1年後、合格通知を手にしてのうれしそうな顔にしましょう。

 

 私立大学をめざす人には、就職の厳しさを話すようにしています。受験では、お金さえ支払えば、早稲田でも、慶応でも、誰でも受験はできます。しかし、就職試験は、学校の名前で、面接試験を受けさせてもらえないのが現実です。それをきちんと話すことも大切なことだと思います。

 

 自習室には、現役の高校生たちが、期末テストに備えて勉強しに来ています。また、前期試験を終わった予備校生や、現役生が、後期試験に備えています。その姿勢が大切なのです。しっかりと、心を切らずに最後まで頑張ること。

 

 月曜日からは、現役生の授業は、新スケジュールになります。学校のテストが終わって、高校2年生にとっては、いよいよ受験の年になります。大きな目標をしっかりと見定めて、日々の目標を掲げて充実した日々を過ごしましょう。自分の将来を、自分の力で切り拓いていく1年なのです。

馴染みの中華料理店で

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先日、馴染みの中華料理店に寄りました。中途半端な時間で、お客は僕だけだったので、マスターと少し話をしました。マスターの修業時代のこと。滋賀県のお店で、料理人二人で、忙しいお店を切り盛りしていたこと。そういえば、僕たちが若かったころは、和歌山には、Rという中華料理店のチェーン店があったのにいつの間にかなくなってしまったねというと、マスターが、

 

 「餃子の王将」が和歌山に来た時に、王将と同じような形態のお店にしようとして、各店舗の料理人の数を少なくしたんよ。」

 

 いわゆるセントラルキッチン方式というんだろうか。集中して1か所で仕込みを行って、ある程度の腕のある人だったら誰でも作れるようにするフランチャイズが行っている方式だと思います。

 

 「以前のように、職人がいたお店だったらまだ、勝負ができたかもわからなかったのに・・・。」

 

結局同じ方法だったら、大きなところが勝ちます。そのために、いま企業は提携、合併を繰り返してひたすら規模の拡大を図っています。あんなにたくさんあった、都市銀行も3つになってしまいました。阪急と阪神が同じ会社になってし、住友金属も新日鉄と一つになりました。30年前は、誰が予想したことでしょうか。

 

 鍋を振っているマスターから、その話を聞いた時、予備校や塾の業界も全く同じだなと思いました。地方の昔からあった予備校がどんどんなくなってきました。大手の傘下に入ったり、提携したりしないと生き残れない時代です。街の個人塾もどんどん減少してきています。自分の仕事を見つめ直して、改革はしていかないといけませんが、核心となる部分は、最後まで持ち続けなければいけません。それで勝負するしかないのです。それを見失ってしまえば、あっけなく負けてしまいます。

 

 中華料理店のマスターからいいことを教えてもらいました。なんの業界でも同じです。

 

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