おはようございます。今日は少しお天気が良くないですね。久しぶりに雨が降るかもしれません。日前宮に着いたときに聞こえてくる、落ち葉を掃く、箒の音がなんとも言えなくいいですね。
散歩に行く途中で、コンビニでT先生に出会いました。T先生は、今、退職されて日本高野連に勤務されているそうです。毎日大阪まで通っているそうです。春、夏の高校野球で、試合が終わってチームがロッカーに引き上げてくる時の先導役をしているのがT先生です。そう言えば、T先生が、新宮高校で部長をしていたときに、桐蔭のコーチとして、新宮に練習試合について行ったのを覚えています。
確か、松本、小原の2人の好投手を擁していた新宮高校。夏は決勝まで進みましたが、南部高校に負けてしまいました。小原投手は後にジャイアンツに進みました。昔のことは、この前のようによみがえってきます。そのくせ、つい最近のことはすぐに忘れてしまいます。
話は変わりますが、阪神の藤井捕手、大好きです。今年は、オリックスから打てる捕手、日高選手がトレードでやってきました。それまでは、守備が中心で、打撃は期待されていなかった藤井捕手ですが、今年は、いいところでよく打っているように思えます。やっぱり刺激ですね。外から刺激を与えられると、意識が変わり、行動が変わります。
日本海で取れた魚を、大阪に運ぶトラックがあります。ある一つのトラックに積み込まれた魚は、大阪についてもピンピンしているのです。他のトラックの魚は、ぐったりしています。なぜ、そのトラックの魚だけが、元気がいいのか。それは、水槽の底に、カニを入れておくそうです。蟹の爪に挟まれてしまわないかという外からの刺激があるので、魚もぐったりできないのです。
私の住んでいる住宅地のさらに上の山を切り開いたところに、きれいな、いい感じの老人ホームがあります。電車に乗って難波に行こうと思った時に、駅で年配の男性と話をしました。彼はそこに住んでいる人です。
「空気はきれいで、安らぎはあるが、それだけでは人間はしぼんでしまう。刺激がないと活性できないんや。今日は、難波に遊びに行ってくるねん。去年、すごく若々しくて、かっこいい男性が施設に入ってきたんや。女の人たちからもてもてよ。ところが、1年間、テレビばっかりの生活を送っていると、これがあの人?と言うくらい変わり果ててしまったんよ。最近は、車椅子生活や。あっという間に、老けこんでしまった。おれはあんなになりたくないからね。だから、遊びに行くねん!」
とニコッと笑っていました。その通り。少しの刺激と、程よいプレッシャーがある生活を送ること。それがなにより一番大切ですね。