日本には現在、86の国立大学、90の公立大学、それに606の私立大学の合計782の大学があります。最近は、設置基準が緩くなって、どんどん大学の新設が許可されてきました。
今、「2018年問題」という言葉が、囁かれ始めてきます。18歳人口が、少ないなりに安定していた時代が続きましたが、2018年から更に下落していくそうです。このままだと、生徒数1万人の規模の大学が、170大学ほど消滅してしまう数字になるそうです。国公立大学も廃校の危機にさらされるところも出てくる可能性があります。
今年、早稲田大学や、慶應大学でも、小学生を対象にした学校見学会を行っています。大盛況だったようです。「~大学付属高校」というのが甲子園の大会に沢山出場していますが、最近は、早稲田、慶應、立命館、関学、関大等の難関大学の付属高校も甲子園に出場するようになってきました。「メジャーな大学付属高校に本気になって力を入れられたら、他の大学の付属高校は、ひとたまりもない。」と言った現場の声もあるようです。
これからは、生き残りをかけたサバイバルの戦いになります。都市部にキャンパスを持つ大学は、メジャーな大学の併合の対象として脚光を浴びるようになってくるかもしれません。
今、オープンキャンパスは花盛りです。マグロ食べ放題、すいーつ食べ放題、無料のバスも走らせてくれる、保護者対象のオープンキャンパスもあります。参加者全員に、「仮合格証」を発行するところまで出てきています。
オープンキャンパスにいくつも参加する暇があったら、もっと時間をかけて勉強しろよ!とも思います。試験を受けに行った時の雰囲気がすごく大切なのです。それが今は、地方入試をする大学がほとんどです。キャンパスを見ることなく受験する。それはいけません。関大前を降りて、多くの受験生と一緒に大学まで歩く。あの雰囲気が頭によみがえってきます。本学で受験するのはいいものですよ。