昨日は、同窓会総会で、関学に行ってきました。学内を歩いていると、中学部の女子生徒の姿もちらほら。まずは、初等部、中学部から男女共学になりました。昨日は、大学の中央講堂が建て替え中なので、高等部の礼拝堂で総会がありました。
まずは、応援団と、チアリーダーによる歓迎の式典。これが楽しみで年に一度、学校に足を運ぶ人もいます。チアリーダーのパフォーマンス、応援歌、そして最後は、校歌、「空の翼」で閉めてくれます。次に、グリークラブOBの歌声を聴いて、そのあとは、チャペルアワーがあります。学生時代は、あまり出席しなかったチャペルアワーですが、この歳になって聞く話は、心にじんと来て、何気に好きです。宗教主事の田淵先生のお話は、いつ聞いても、心にスッと溶け込んできます。関学にやってきたという感じになります。
そのあとは、講演会です。かつては、母校のOBである、毎日放送の角アナウンサーや、安藤忠雄氏の講演会もありました。さすがに、多くの聴衆が駆けつけて、我々が期待していた以上のお話を提供してくれました。期待以上のものを相手に提供する、これこそ、パフォーマンスを行う者の一番大切なことではないでしょうか?
昨日は、大学の副学長が、「ドイツは、EUを救えるか。メルケル首相の素顔と実力」という講演でした。なんで今、この話を聞かなければならないんだろうか?と思わず思ってしまいました。官僚として長年活躍をしてきた人なので、やはり、予想していた通り、いくら目を覚まさなければ・・・と思っても、ついついまぶたが閉じてしまう話で、久しぶりに、大学時代の講義を受けているようでした。その意味では、懐かしい講演ですね。出席している人の、おそらく半分以上は寝ている中で、淡々と自分のペースで話し続けます。聞いている人の気持ちになってみることなんて、まったく考えたことはないんでしょうね。話をする側も、せっかく話を聞かせるのだから、みんなに聞いてもらうために、少し話をする、その技術の向上も考えた方がいいのでは・・・と思ってしまいました。
春のいいお天気の中で、中央芝生から見た時計台は、いつもの気高さを示してくれていました。来年もまた母校へ帰ってくる、それが、昨日参加していたOBみんなの願いなのです。