おはようございます。昨日は甲子園に行ってきました。和歌山から行くのに、随分甲子園は便利がよくなりました。梅田に出なくても、難波から一本でいけるのは、ありがたいです。
甲子園に着くと、第2試合の菰野高校対北照高校の終盤でした。北照高校は、応援の時に、松山千春の「大空と大地の中で」を演奏していました。北海道らしさが出ていてよかったです。北照高校の監督さんは、僕と同じ年です。自ら合宿所を建設して、ここまで頑張ってきました。いいチームに育ってきました。
3塁側のアルプスに行こうと思ったのですが、入場券は売り切れ。3塁のベンチ裏のいい席が空いていたので、土佐高校の選手たちの表情もよく見れてよかったです。全力疾走の土佐高校。試合前のノックに行く時の、背番号12番の選手の劇走にまず目を奪われました。背番号がついていないボールボーイが、ノックの手伝いをしますが、彼らの速いこと。
1塁まで走ってアウトになった選手は、まったく同じスピードでベンチまで帰ってきます。ネクストバッターボックスから、打席に入る選手も、「全力疾走」でした。全力疾走しても、普通は、途中で緩めたりしますが、間際まで全力疾走をします。これを見れただけでもう満足でした。
応援スタンドの勢いもすごかったです。最近は新しい曲に乗って応援をする学校がほとんどですが、土佐高校のアルプス席は、「昭和30年代」でした。アルプスの声も大きな力になったと思います。
試合前のノックを見ると、野球の技量、体格の差があるのは、一目瞭然です。相手は、3年連続関東チャンピオンの浦和学院。甲子園でこそ、なかなか勝ち進めませんが、選手の個人的な能力は、かなりの学校です。まず、肩が違います。社会人野球を見ているようでした。それに比べて、土佐高校は、ボールにグラブがついていません。ポロポロとボールがよくこぼれていました。
しかし、試合は、緊迫したまま終盤へ。個人の技量が劣っていても、一つになれば戦えるというのがよくわかったような試合でした。最後に少し突き放されましたが、全国優勝を狙う強豪校に対して、素晴らしい試合を演じてくれました。きびきびとしたそのスタイルは、まさに21世紀枠にふさわしい学校でした。いつか、母校桐蔭を、この甲子園の地で応援したいと言う気持ちが更に一層強くなりました。