おはようございます。昨日のブログには3人の方からコメントをいただき、ありがとうございました。授業を終えて、タクシーですぐに会場まで行きました。秋晴れのいいお天気のもとで、外のチャペルで、式が始まっていました。その後集合写真を撮って、披露宴の会場へ。
頂いた座席表を見てみると、教え子の高校の校長先生、教頭先生、その学校が以前の校名の時に、長く監督をしておられた方や、全国で初の分校を甲子園に導いた監督さん、それに彼の高校時代の野球部の監督さんと同じ席でした。少し恐縮してしまいました。
テーブルの上には、それぞれの人に対して、メッセージが書いてあります。「今日はありがとうございます。あの浪人の1年があったからこそ、今の自分があります。本当に感謝しています。今日は楽しんで下さい。」とありました。いえいえ、こちらの方こそ、ありがとうございます。辛いこと、苦しいこと、人生には色々とあります。ただ、それを負のイメージだけで終わらせてしまってはいけません。あの経験があるから、今があると思えるように、自分に降りかかってくることをすべて自分で受け入れて、それを自分の財産にしていくように生きていけたら、こんなにいいことはありません。
春に、入籍して、式を挙げるのが、野球が終わってからということで今になってしまったそうです。夏の大会が終わって部員は、たったの10人になってしまいました。新人戦の初戦で、同じく部員不足に悩む学校にあっけなく負けてしまいました。和歌山の秋の大会は、新人戦で、ベスト4を決めてその4校がシード校となり、それ以外の学校で、もう一度秋季大会を行い、ベスト4を決めて、その合計8校で、2次予選となります。秋季大会は、投手を中心によくまとまり、見事にベスト4進出。12年ぶりの2次予選進出でした。2次予選では、近畿大会で準優勝した智辯和歌山と対戦が決まりました。
失礼ながら、大半の人たちが、9回まで試合はできないだろうと思っていたのです。それが、一時は逆転し、あの智辯和歌山を大いに慌てさせました。試合の翌日、メールを送ると、「褒めてやる部分と気を引き締めねばならない部分があります。これからが大事なので、しっかりやります。」と返ってきました。浮かれることなく、次のことをちゃんと見据えている。勝負師の発言だと思いました。過去を振り返るのは、引退してからでいいのです。
後輩たちのために、夏に野球部生活を終えた3年生たちが、ずっと練習に出てきてくれてくれたそうです。大会中も、ボールボーイとかいろいろと支えてくれました。3年生たちが、そこまでやってくれるのは、監督をそれだけ慕っているということですね。野球は、やっぱり指導者できまります。秋のこの大会は、教え子たちからの監督への大きなプレゼントでした。
僕の隣に座っていた、元監督が、「選手は、そんなにうまい子もいない。ただ、純粋に、一生懸命に練習する生徒たちです。いいチームを育てています。そんなチームを、ちゃんと野球の神様は見てくれています。」と語ってくれたのは、何より嬉しかったです。別の高校野球の関係者からも同じ言葉を聞きました。沢山の仲間や、先輩、教え子たちに祝福されて、本当にいい結婚式でした。いい日を過ごさせていただきました。ありがとう。