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Channel: KGセミナー塾長の日記
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馴染みの中華料理店で

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先日、馴染みの中華料理店に寄りました。中途半端な時間で、お客は僕だけだったので、マスターと少し話をしました。マスターの修業時代のこと。滋賀県のお店で、料理人二人で、忙しいお店を切り盛りしていたこと。そういえば、僕たちが若かったころは、和歌山には、Rという中華料理店のチェーン店があったのにいつの間にかなくなってしまったねというと、マスターが、

 

 「餃子の王将」が和歌山に来た時に、王将と同じような形態のお店にしようとして、各店舗の料理人の数を少なくしたんよ。」

 

 いわゆるセントラルキッチン方式というんだろうか。集中して1か所で仕込みを行って、ある程度の腕のある人だったら誰でも作れるようにするフランチャイズが行っている方式だと思います。

 

 「以前のように、職人がいたお店だったらまだ、勝負ができたかもわからなかったのに・・・。」

 

結局同じ方法だったら、大きなところが勝ちます。そのために、いま企業は提携、合併を繰り返してひたすら規模の拡大を図っています。あんなにたくさんあった、都市銀行も3つになってしまいました。阪急と阪神が同じ会社になってし、住友金属も新日鉄と一つになりました。30年前は、誰が予想したことでしょうか。

 

 鍋を振っているマスターから、その話を聞いた時、予備校や塾の業界も全く同じだなと思いました。地方の昔からあった予備校がどんどんなくなってきました。大手の傘下に入ったり、提携したりしないと生き残れない時代です。街の個人塾もどんどん減少してきています。自分の仕事を見つめ直して、改革はしていかないといけませんが、核心となる部分は、最後まで持ち続けなければいけません。それで勝負するしかないのです。それを見失ってしまえば、あっけなく負けてしまいます。

 

 中華料理店のマスターからいいことを教えてもらいました。なんの業界でも同じです。

 


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